中央協同組合学園校友会

校友会からのお知らせ

新年のごあいさつ

中央協同組合学園校友会
会長 町田重光

  あけましておめでとうございます。校友会のみなさんは、全国各地で良き新年を迎えられ、それぞれに楽しいお正月をお過ごしのことと思います。私のお正月は、毎年、元旦マラソン大会で始まります。レースで一汗かいたあと朝風呂に浸かり、正月料理とお酒をいただきます。そして、近所の神社に家族で初詣に行きます。参道にはたくさんのお店が出てとてもにぎやかです。このようにして、お正月を過ごせるのは、とても幸せです。果たして、いつまでも続けられることでしょうか。

 さて、我が校友会も第13事業年度の1年目です。そして、世の中も政権が交代して初の新年です。まだ、動きがぎこちない感じがしますが、閉塞感から脱皮して希望の持てる日本にして欲しいと願うばかりです。米(コメ)の戸別所得補償制度が本決まりの方向になってきましたが、水田転作がスムースに行くかどうかなど、動き出してみないことには将来の展望が見えない感じです。日本の農業の将来展望は後継者問題、過疎化、米の消費減退、輸入農作物との競合等難しい問題が山積しています。戸別所得補償制度を日本農業の土台にするのであれば、10年先、20年先を様々にシュミレーションし、国民全体が理解できる姿を求めていくべきかと思います。

 全中は、正に当事者ですので、戸別所得補償制度を土台とした場合の農協の係わり方や有効性、有用性を充分に検討し、積極的に政府に働きかけるべき重要な年です。農協単位での議論をリードし、地域社会・消費者との関連を含め、方向を見出していくことを精力的に行わなければなりません。

 校友会に出来ることは、極々限られます。ゼロに等しいかも知れません。しかし、農業のあり方を真剣に考え、機会あるごとに意見を述べることは出来ます。「生物多様性農業」が新聞・テレビで取り上げられていますが、これは、農業という分野を大きく超えた「地球環境」の分野に繋がるものです。さまざまな生き物が生息出来る環境が失われれば、人類の住む環境も大きく脅かされます。

 こうしたことも含め、農協は農協としての考えを持たなければなりません。校友会としては、こうした意識のもとに、例え小さな力であっても発揮して行きたいと思います。

 大変堅苦しいあいさつになってしまいましたが、一年後には、この続きがもっと具体的に書けると思います。出来るならば、展望のあるものとして書きたいと思っています。

 みなさんのご健勝とご健闘をお祈りいたします。