中央協同組合学園校友会

校友会の運営

第16回通常総代会開催結果について

 第16回通常総代会は、令和3年6月5日(土)11時30分よりJAビル3階302会議室におきまして、総代30支部(本人出席3支部、書面議決書出席27支部)、役員および次期役員候補者10名出席のもと開催されました。はじめに、物故者となられました方々に対しまして出席者全員起立のうえ黙祷を行い、ご冥福お祈りいたしました。

 中家 徹校友会会長より開会のあいさつ、JA全中教育部マスターコース課長上杉 聡殿より来賓祝辞があり、その後、中家会長が議長となり議事に入りました。提案いたしました第1号議案「第16事業年度事業報告・収支決算及び財産目録に関する件」、第2号議案「第17事業年度事業計画案及び収支予算案に関する件」、第3号議案「特別会計(校友会基金)に関する件」、第4号議案「役員選任に関する件」について、すべて原案通り承認されました。

 なお、最後に中田参与よりごあいさつをいただき総代会は終了いたしました。

 以下、それぞれの議案内容について抜粋してご報告いたします。

【第1号議案】 第16事業年度 事業報告・収支決算及び財産目録に関する件

Ⅰ 第16事業年度 事業報告書
【平成30年4月1日から令和3年3月31日まで】

1. 活動の概況

 昭和48年9月に東京・高尾に開設された「中央協同組合学園」はこの度、JA全国中央会と東京都との売買契約に基づき、令和3年の「JA全国教育センター」移転後に譲渡・解体されることが決定されました。本移転にあたり、我々校友会は、高尾の地における協同組合教育の系譜等を辿り、協同組合教育の重要性と普遍性を再確認し、協同組合理念に基づくJA自己改革の取り組み強化とJA運動現場における校友会活動の更なる活性化を期し、「中央協同組合学園移転記念セミナー」を開催すべく、準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、延期を余儀なくされました。

 このようななか本年度事業計画の推進にあたりましては、従来の活動内容を踏襲しつつ新たに2地区で開催した研究セミナーの開催を通じて支部組織の活性化を模索してまいりましたが、支部組織の活性化につきましては、支部活動を支える役員の後継者不足や世話役として動ける事務局員の不在などから、なお活動の活性は図られていないものと思われます。

 また、基金関係については、債務者の死亡により今後の対応を今期で判断せざるを得ない状況に至っております。

 以下、項目別活動報告は次の通りになります。

(1) 支部組織の活性化
  支部間および会員間の交流親睦が少ないため実施した研究セミナーについては、活発な情報交換を図ることができきることから、支部助成制度を一時停止し、卒業期別の助成制度のみといたしました。
 この結果、「中央協同組合学園移転記念セミナー」に付随した同期会の開催については、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い多くは延期されましたが、延べ12期からの交付申請がありました。
(2) 会員名簿の更新と原簿の保守・管理
   これまで通り最終年に原簿の保守・管理のための更新作業を実施し、23支部より協力が得られました。
(3) ホームページによる情報提供
   本部校友会の活動状況、特にセミナー開催経過等についての情報提供には一定の成果を上げることができました。ただ、「交流ひろば」を活用した同期会等の開催経過など会員相互の情報交換は、開催回数に比べ低迷したものとなりました。
(4) 会員を対象に研究セミナーの開催
   JAグループに勤務または在籍していた中央協同組合学園卒業生及びマスターコース卒業生を対象に、JAグループが抱えるJA改革推進等の諸問題について、講演・討論を行い協同組合教育の重要性の確認と併せて、情報交換による会員相互の親睦・連携を図りました。
・第4回研究セミナー長野県・北陸地区は、平成31年1月9日JA長野県ビルで開催しました。【参加者27名】
・第5回研究セミナー中国・四国地区は、令和元年10月19日JAしまね出雲地区本部で開催しました。【参加者41名】
 2地区とも多くの学園・マスターコース卒業生の参加を賜り、盛会で有意義なセミナーとなりました。
 また、東京・高尾に設置されている「中央協同組合学園」は、東京都との売買契約に基づき、令和3年の「JA全国教育センター」移転後に譲渡・解体されることになりました。
 本移転にあたり、高尾の地において「中央協同組合学園移転記念セミナー」を開催すべく令和2年4月の開催を予定し準備を進めてまいりましたが、コロナ禍における社会情勢を踏まえ2度の延期を余儀なくされ、次年度での実施を計画することといたしました。
(5) JA全国教育センターの諸行事に対する協力・支援
   経営マスターコースに関する諸行事など、JA全国教育センターの事業に協力・支援を行いました。

2.会員の動静

 会員の動静について、個人情報保護法により、資料に掲載するにはご遺族の方から承諾を得る必要があり、現状困難と判断し休止いたしました。

Ⅱ 第16事業年度 収支決算書
【平成30年4月1日から令和3年3月31日まで】

≪一般会計≫

【収入の部】

[単位;円]

勘定科目 予算額A 決算額B 増減A-B
助成金 1,080,000 1,080,000 0
セミナー助成金 750,000 481,138 268,862
雑収入 10,000 3,288 6,712
繰入金 2,710,000 1,703,281 1,006,719
小計 4,550,000 3,267,707 1,282,293
前事業年度繰越金 605,000 605,833 △833
合計 5,155,000 3,873,540 1,281,460

【支出の部】

[単位;円]

勘定科目 予算額A 決算額B 増減A-B
旅費交通費 630,000 496,680 133,320
通信費 500,000 501,182 △1,182
会議費 320,000 259,269 60,731
消耗印刷費 200,000 43,618 156,382
支部経費 250,000 102,072 147,928
事務局費 900,000 390,000 510,000
研究会費 2,000,000 1,152,877 847,123
雑費 50,000 26,440 23,560
予備費 200,000 0 200,000
小計 5,050,000 2,972,138 2,077,862
次事業年度繰越金 105,000 901,402 △796,402
合計 5,155,000 3,873,540 1,281,460

※収入金額 3,873,540円、支出金額 2,972,138円、差引金額 901,402円(次事業年度繰越金)

【第2号議案】 第17事業年度事業計画(案)及び収支予算(案)に関する件

Ⅰ 第17事業年度 事業計画(案)
【令和3年(2021年)4月1日から令和6年(2024年)3月31日まで】

 校友会は、昭和48年9月29日に「中央協同組合学園校友会」として発足して40余年の歴史を歩んでまいりました。この間、先輩諸氏からの度重なる浄財の拠出、会員相互の協力支援、更に全国農業協同組合中央会(JA全中)からの助成金などにより運営されてまいりました。

 しかし、校友会活動の基盤となる支部では、活動を支える役員の後継者不足や世話役として動ける事務局員の不在などが大きな課題となっております。

 一方、JAグループは厳しい環境の中にあって自己改革の取り組みを鋭意進めておりますが、農業従事者の高齢化・後継者不足による農村基盤の弱体化等これを阻む多くの課題に直面しております。

 このような危機にあっても“ピンチをチャンス”と捉え成長・発展を目指して行くことが求められており、多くのJA役職員(会員)を抱えている校友会は、本年度の事業計画策定にあたり、支部組織の活性化、研究セミナーの開催、会員名簿の更新、ホームページによる情報提供等を推進しながら、従来の活動内容を充実してまいります。特に、研究セミナー開催にあたっては支部組織の活性化を絡めて支部会員の交流親睦を積極的に図ってまいります。

 また、コロナ禍の影響により延期されている中央協同組合学園(現JA全中教育センター)の移転に伴う記念事業として、「移転記念セミナー」の開催をJA全中教育部とともに進めてまいります。

 収支予算案につきましては、収入の不足分は基金を取り崩しで賄ってまいります。

 以下、項目別活動計画は次の通りになります。

(1) 支部組織の活性化
   前年度に「組織活動強化対策費助成規程」の見直しにより、「研究セミナー」を活用し支部会員相互の交流親睦を勧めながら支部組織の活性化を図ってまいりましたが、校友会活動の基本である支部独自による定期総会または交流・親睦会の一層の促進を図るため、「組織活動強化対策費助成規程」第2条(支部活動事務費)の支給の一時停止を解除し助成金を再開することといたします。
 更に、支部組織の活性化に影響を及ぼしていると思われ、支部活動を支える役員の後継者不足並びに世話役として動ける事務局員の不在などについて、各支部への声掛けにより解消に努めてまいります。
(2) 中央協同組合学園移転記念セミナーの開催
   コロナ禍により延期しております記念セミナーについては、JA全中との共催によりコロナの情勢を踏まえつつ次の内容により開催いたします。
 ①開催時期及び場所
  令和3年(2021年)10以降、JA全国教育センター(旧中央学園)において
 ②参加予定者
  校友会関係者(各支部代表・学園卒業生・マスターコース修了生)
  JA全中及び学園関係者(役職員・元学園講師)
 ③内容
  ・記念対談  宮脇朝男と協同組合教育(中家会長、元家の光・大金氏)
  ・卒業生・修了生からのメッセージ
  ・記念懇談会、記念写真
 ◎学園のあゆみ編集(DVD配布、ホームページ掲載)
  協同組合教育の系譜(施設歴史・カリキュラム・歴代学園長、講師・卒業名簿)
  学園の思い出(卒業生・講師・職員の執筆)
(3) 研究セミナーの開催
   研究セミナーにつきましては、「学園移転記念セミナー」のほか、これまでの未実施支部組織の活性化対策としての位置づけを強化して、次の内容で取り組むことといたします。
 ①開催時期及び場所
令和3年(2021年)10月以降・・・中央協同組合学園移転記念セミナー
令和4年(2022年) 東海・北陸・北海道地区
令和5年(2023年)

 ②参加者
  各地区30名程度(学園卒業生及びマスターコース修了生)
 ③内容
  基調講演、体験報告、全国及び各県支部の活動報告、懇親会
(4) 会員名簿の更新と原簿の保守・管理
   校友会の組織を将来に向けて維持する手段として、本年度も会員の動向を把握するため本部が保守管理している原簿をコピーして全支部へ送り更新作業を実施いたします。
(5) ホームページによる情報提供
   本年度もホームページを活用し本部校友会の活動状況を迅速に提供してまいります。
 また、ホームページは会員同志の動向を知るための手段として有効であり「交流ひろば」の積極的な活用を促進してまいります。
(6) JA全国教育センターの活動に対する協力・支援
   本年度もJA全国教育センターの諸活動に協力・支援として、特に、各支部組織へマスターコースへの派遣の勧誘を実施するとともに、修了生の校友会加入を推進いたします。

※京都支部 佐伯総代より総代会意見書・提案書が提出されましたので、別添の通り、ご回答いたしましたのでご報告いたします。

Ⅱ 第17事業年度 収支予算(案)
【令和3年(2021年)4月1日から令和6年(2024年)3月31日まで】

≪一般会計≫

【収入の部】

[単位;円]

勘定科目 17年度予算額A 16年度決算額B 増減A-B
助成金 1,080 1,080 0
セミナー助成金 750 481 269
雑収入 10 3 7
繰入金 1,700 1,703 △3
小計 3,540 3,267 273
前事業年度繰越金 901 605 296
合敬 4,441 3,873 568

【支出の部】

[単位;円]

勘定科目 17年度予算額A 16年度決算額B 増減A-B
旅費交通費 590 497 93
通信費 500 501 △1
会議費 320 259 61
消耗印刷費 80 44 36
支部経費 250 102 148
事務局費 360 390 △30
研究会費 2,000 1,153 847
雑費 50 26 24
予備費 200 0 200
小計 4,350 2,972 1378
次事業年度繰越金 91 901 △810
合計 4,441 3,873 568

※収入金額4,441千円、支出金額4,350千円、差引金額91千円(次事業年度繰越金)

【第3号議案】 特別会計(校友会基金)に関する件

 2,640万円については、平成18年12月15日より回収を開始して以来、年金を原資として2か月ごとに回収を進めてまいりました。

 しかし、平成30年頃より本人の加齢による疾病と運動障害、家族の病気等による生活費増大を理由に返済金額の減額が度々申し入れられておりましたが、令和2年10月には夫人が亡くなられ振込手続きに出向くこともできない旨の連絡の後、本人も令和3年1月に亡くなられました。

 以上のことから、今後の回収は困難と判断せざる得ず令和2年8月17日の基金の回収をもって、回収額1,615万円、未回収額1,025万円を確定するものといたします。

【第4号議案】 役員選任に関する件

 新しい役員名については、役員・支部長一覧をご覧下さい。

役名 氏名 卒業期 所属団体・役職名
会長 中家徹   学園 1 期 全国中央会会長
和歌山県中央会・各連共通会長
副会長 漆原正二   学園 7 期 山梨県中央会OB
副会長 久保信春   学園11期 全国共済会OB
幹事長 星善之 学園12期 全国共済会部長
常任幹事 多田洋右   学園 3 期 JA佐原(現・かとり)OB
布施明男   学園 9 期 群馬県農業健保事務長
楯利彦 学園12期 長野県厚生連常務
木下春雄   学園13期 家の光協会常務
細江哲也   学園13期 JA東京中央支店長
松本誠悦   学園19期 全国厚生連課長
熊田陽介   学園22期 家の光協会副本部長
高橋秀昭 学園25期 日本農業新聞部長
監事 山田龍也   学園 6 期 埼玉県共済連OB
久松俊英 学園10期 日本農業新聞
渡辺毅   学園13期 福島県中央会部長

※「新」は第17事業年度からの役員就任者および役職変更者になります。

都道府県支部長

令和3年4月1日現在

支部 支部長 期別 通期
北海道 猪野毛明次 短大10期 39期
青森 加藤秀衛 学園1期 45期
岩手 鷹木嘉孝 短大13期 42期
宮城 松浦礼恭(幹事長) 学園21期 65期
秋田 高橋 泉 学園13期 57期
山形 (空席)
福島 柳澤昭通 通信7期 41期
茨城 大和田岳二 学園10期 54期
栃木 (空席)
群馬 斉藤森雄 短大13期 42期
埼玉 山田龍也 学園6期 50期
千葉 (空席)
東京 細江哲也(代行) 学園13期 57期
神奈川 金子達郎(幹事長) 学園6期 50期
山梨 原田 悟 学園11期 55期
長野 春日十三男 学園4期 48期
新潟 角山富衛 通信12期 46期
富山 市森和之 協組28期 28期
石川 (空席)
福井 川渕恵蔵 学園10期 54期
岐阜 中川由治 短大8期 37期
静岡 青山吉和 学園4期 48期
愛知 鈴木英則 学園1期 45期
三重 佐々木実 学園3期 47期
滋賀 北川公清 短大7期 36期
京都 大槻正治 学園1期 45期
大阪 南川浩一 協組21期 21期
兵庫 水田稔雄 学園11期 55期
奈良 新谷重治 短大13期 42期
和歌山 中家 徹 学園1期 45期
鳥取 前坂英雄 短大12期 41期
島根 三原修治 学園13期 57期
岡山 妹尾晴人 学園18期 61期
広島 須野田健二 学園14期 58期
山口 安部勝次郎 短大3期 32期
徳島 山下延利 通信1期 35期
香川 大崎松一 短大12期 41期
愛媛 竹村 章 短大5期 34期
高知 山本修男 通信3期 37期
福岡 中園秀輝 学園4期 48期
佐賀 杉原浩樹 学園12期 56期
長崎 林田哲男 学園1期 45期
熊本 北原和幸 学園20期 64期
大分 麻生慎一郎 学園19期 63期
宮崎 三田井研一 学園8期 52期
鹿児島 (空席)
沖縄 平良清武 短大1期 30期