第14回通常総代会は、平成27年6月27日(土)11時30分よりJAビル3階303会議室におきまして、総代34支部(本人出席6支部、書面議決書出席28支部)、役員11名、次期役員候補者5名出席のもと開催されました。はじめに、物故者となられました方々に対しまして出席者全員起立のうえ黙祷を行い、ご冥福お祈りいたしました。
中家 徹校友会会長より開会のあいさつ、JA全中教育部長 藤井晶啓殿より来賓祝辞があり、その後、中家会長が議長となり議事に入りました。提案いたしました第1号議案「第14事業年度事業報告・収支決算及び財産目録に関する件」、第2号議案「会則の一部変更に関する件」、第3号議案「第15事業年度事業計画案及び収支予算案に関する件」、第4号議案「役員選任に関する件」について、すべて原案通り承認されました。
以下、それぞれの議案内容について抜粋してご報告いたします。
【第1号議案】 第14事業年度事業報告・収支決算及び財産目録に関する件
Ⅰ 第14事業年度 事業報告書
(平成24年9月1日から平成27年3月31日まで)
1. 活動の概況
昭和48年9月に「中央協同組合学園校友会」として発足以来、初めて役員改選において全国連出身のOB以外の会員が会長に選任されるという画期的な年度になりました。
これまで、候補者の選考にあたっては役員会を開催する都合を考慮して、東京若しくは近在の会員を以って構成することを基本とされ、三役等要職も「全国連出身者OB」が不文律とされておりましたが、交通・通信の発達をみた今日、可能な限り広く人材を求め、各支部に「如何にあるべきか」を問い、自薦他薦を問わず候補者を募りました。
その結果、東京若しくは近在の会員はもとより、幸いにも数名の全国連出身OB以外の会員からも候補者があり、併せて若返りも図ったところ14名中10名の学園卒役員が誕生し、在京以外から8名の役員が選任されました。
校友会では、新三役で総代会に提案しました活動計画の具体的な取り組みについて協議し、新会長が秘めていた「JA組織の活性化」「JA職員の教育」を基に、支部活動を活発にする施策を考える「支部組織活性化対策プロジェクトチーム」の発足、JAに勤務する学園卒の職員を対象に「研究セミナー」の実施等活動を推進してきました。
以下、項目別活動報告は次のとおりです。
(1) | 支部組織の活性化 | ||
これまで、都道府県支部(47)の活動状況にはバラつきが目立ち、支部組織の活性化を声高らかに叫んでも足並みが揃わず、計画は途中で頓挫することが多く、本年度は、そのバラつき解消を最優先課題と位置づけ「支部組織活性化対策プロジェクト」を立ち上げた。久保副会長がリーダーとなり学園卒の役員をメンバーに、本部から支部の運営方法、会員同志の情報交換等について直接支援することにより活性化が見込める15支部をピックアップして取り組んできましたが、未だ道半ばにより次年度に向けて継続することとしました。また、支部間の交流親睦を目的とした「情報交換会」については、研究セミナー(後段で説明)開催の際に取り入れ実施することとしました。 | |||
(2) | 会員名簿の更新と原簿の保守・管理 | ||
これまで通り最終年に原簿の保守・管理のための更新作業を実施しました。 平成26年10月20日都道府県支部長宛てに11月末締切りで更新作業について通知したところ締切日までに報告があったのは僅か16支部でした。そこで、期日を延長して2度に亘って督促したところ平成27年1月末までに合計41支部から報告がありました。しかしながら、この内、更新手続きが完了しているのは27支部に留まり更新達成率は57.4%でした。 次年度では、もっと工夫を凝らして実施したい。 |
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(3) | ホームページによる情報提供 | ||
本部校友会の活動状況、特に諸会議の審議経過等についての情報提供は一定の成果を上げることが出来たと思うが、会員同志が自由に仲間と情報交換できるように設けた「交流ひろば」については活用頻度も低く、次年度以降、支部組織活性化対策の中で取り上げ活用を促進したい。 | |||
(4) | 会員を対象に研究セミナーの開催 | ||
校友会の永い歴史の中で初めて現役の会員を招集して研究セミナーを開催することが出来ました。今回はモデルケースとして南関東支部(埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)のJAグループに勤務する学園卒の役職員を対象としたセミナーになりました。 詳しくは、ホームページ「校友会からのお知らせ」をご覧ください。 |
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(5) | JA全国教育センターの諸行事に対する協力・支援 | ||
経営マスターコースに関する諸行事などJA全国教育センターの事業に協力・支援を行いました。 |
2.諸会議等の開催状況
【平成24年】
9月7日 |
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9月10日 | 「第13回通常総代会資料(原案)に対するご意見・ご要望等の取りまとめ について」を都道府県支部長へ通知 | |||
9月22日 |
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9月26日 | 「第13回通常総代会開催について」を都道府県支部長へ通知 | |||
10月11日 |
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10月15日 | ホームページに「新会長に中家 徹氏」を掲載 | |||
11月6日 |
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12月20日 | 「第1回役員会開催について」を役員へ通知 |
【平成25年】
1月19日 |
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1月19日 | 『支部組織活性化対策プロジェクト』発足、責任者;久保副会長 | |||
3月6日 |
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3月16日 | 「山田としお後援会入会申し込みについて」を都道府県支部へ送付 | |||
4月17日 |
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6月25日 | 「研究セミナー開催について」を南関東地区の5県支部長へ通知 | |||
7月25日 |
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8月24日 |
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8月25日 |
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10月16日 |
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11月11日 |
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11月20日 | 「第2回役員会開催について」を役員へ通知 | |||
12月14日 |
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【平成26年】
1月20日 |
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4月21日 |
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6月6日 | 「支部組織活性化対策プロジェクト打合せ会議開催について」をプロジェクトメンバーへ通知 | |||
6月16日 | 中家会長「第36回農協人文化賞」受賞(農協協会より) | |||
6月21日 | 支部組織活性化対策プロジェクト打合せ会議開催・・・調査書の取りまとめ、 | |||
8月8日 | 中家会長「JA全中副会長」に就任 | |||
8月25日 |
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9月4日 | 「第3回役員会開催について」を役員へ通知 | |||
9月16日 | 常任幹事 坂本昌之氏死去(享年60歳) | |||
9月27日 |
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9月27日 | 中家 徹氏全中副会長就任を祝う会開催(在京の有志) | |||
10月20日 | 「会員名簿の更新手続きについて(依頼)」を都道府県支部長へ通知 | |||
10月27日 |
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12月24日 |
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【平成27年】
3月10日 |
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3. 支部総会・同期会等の開催状況
開催名 | 期日 | 場所 |
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北海道立志会総会 | 平成24年9月28日 | 北海道・札幌市 |
学園1・2期合同同窓会 | 平成24年11月3~4日 | 佐賀・武雄市 |
学園21・22・23期合同同窓会 | 平成24年11月10~11日 | 東京・JA教育センター |
埼玉県支部総会 | 平成24年11月17日 | 埼玉・さいたま市 |
群馬県支部総会 | 平成24年11月22日 | 群馬・前橋市 |
短大12期同窓会 | 平成24年11月25~26日 | 鹿児島・桜島 |
東京都支部・JA東京グループOB会 | 平成25年2月9日 | 東京・立川市 |
神奈川県支部懇談会 | 平成25年3月23日 | 神奈川・横浜市 |
山梨県支部総会 | 平成25年7月3日 | 山梨・甲府市 |
学園5期同窓会 | 平成25年7月13~14日 | 東京・JA教育センター |
短大5期同窓会 | 平成25年9月25~27日 | 大分・湯布院、熊本・阿蘇 |
短大4期同期会 | 平成25年10月16~17日 | 東京・江東区 |
北海道立志会懇談会 | 平成25年10月17日 | 北海道・札幌市 |
短大10期同窓会 | 平成25年11月13~14日 | 島根・松江市 |
群馬県支部総会 | 平成25年11月29日 | 群馬・前橋市 |
東京都支部・JA東京グループOB会 | 平成26年2月15日 | 東京・立川市 |
和歌山県支部親睦会 | 平成26年2月22日 | 和歌山・白浜町 |
短大12期同窓会 | 平成26年3月6~7日 | 沖縄・那覇市 |
福島県支部懇談会 | 平成26年5月30日 | 福島・福島市 |
山梨県支部総会 | 平成26年7月3日 | 山梨・甲府市 |
北海道立志会総会 | 平成26年10月3日 | 北海道・札幌市 |
群馬県支部総会 | 平成26年12月12日 | 群馬・前橋市 |
滋賀県・京都府支部合同集会 | 平成27年2月8日 | 京都・京都府 |
東京都支部・JA東京グループOB会 | 平成27年2月14日 | 東京・新宿区 |
福岡県支部総会 | 平成27年2月28日 | 福岡・福岡市 |
埼玉県支部総会 | 平成27年3月4日 | 埼玉・さいたま市 |
II 第14事業年度 収支決算
(平成24年9月1日から平成27年3月31日まで)
一般会計の収入は、助成金2,566千円、雑費41千円、前事業年度繰越金3,775千円の 合計6,382千円でした。支出は、旅費交通費600千円、通信費478千円、会議費269千円 消耗印刷費179千円、支部経費409千円、事務局費1,550千円、雑費47千円、予備費 526千円の合計4,058千円でした。その結果、第15事業年度への繰越金は2,324千円 となりました。
特別会計(基金)の未回収額は14,100千円となりました。
【第2号議案】 会則の一部変更に関する件
会則第7条「(4)監事は年2回、この会の業務および会計を監査する。」を「年1回」に変更 する。
【第3号議案】 第15事業年度事業計画案及び収支予算案に関する件
I 第15事業年度 事業計画(案)
(平成27年4月1日から平成30年3月31日まで)
校友会は、昭和48年9月29日これまでの協同組合短期大学校友会と中央協同組合学園同窓会が統合して新たに「中央協同組合学園校友会」として発足し、40余年の歴史を歩んでまいりました。
校友会の活動にあたっては先輩諸氏からの度重なる浄財の拠出、会員相互の協力支援、更には全国農業協同組合中央会(JA全中)からの助成金などにより運営されてきました。
しかしながら、昨今JAを取り巻く環境、取り分けTPP問題は日本農業が守ってきた「食糧の安定供給」の不安、政府がすすめるJA改革による組織基盤の弱体化が懸念される。
そのような中で、本年度の事業計画の推進にあたりましては支部組織の活性化、研究セミナーの開催などを模索しながら従来の活動内容を踏襲します。
なお、収支予算案については、JA全中からの助成金も一部継続されることになったものの活動計画を推し進めるためには、経費の見直しを図りながら収入の不足分をやむなく基金の一部取り崩しで賄うことになります。以下、項目別活動計画は次のとおりです。
(1) | 支部組織の活性化 | ||
前年度立ち上げた「支部組織活性化対策プロジェクト」の活動範囲を見直し、各支部に対しては定期総会または交流親睦を目的とした情報交換会等の開催を積極的に推進します。その方策として、これまで「組織活動強化対策費助成規程」により交付してきた総会助成金を発展的に改正し、各支部に活動事務費(通信費等)として活用できる資金を提供します。 ※助成金の算定は≪支部会員数×200円×80%≫とする。 ※支部会員数100名の例・・・100名×200円×80%=16,000円となります。 助成金は本部事業年度(3年間)中に申請があった時に交付します。 |
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(2) | 会員名簿の更新と原簿の保守・管理 | ||
校友会の組織を将来に向けて維持するには、各支部と協力して会員の動向を把握しながら諸会合への参加を求め、交流親睦を深めることが大きな課題になると思われる。 そこで、本年度も最終年に本部が保守管理している原簿をコピーし、各支部に送付して更新作業を実施します。 |
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(3) | ホームページによる情報提供 | ||
本年度も本部校友会の活動状況を随時ホームページに掲載し、特に諸会議の審議経過等については情報の一環として提供します。 ホームページは、校友会会員同志の動向を知るための手段として有効であり「交流ひろば」については自由に投稿できるように積極的な活用を促進します。 |
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(4) | 会員を対象に研究セミナーの開催 | ||
前年度初めて実施した研究セミナーを本年度からは継続的に年1回開催できるようにブロック単位にとらわれず「隣接する支部による合同」または「1つの支部による単独」など柔軟な開催を模索します。 対象者は前年度同様、現役世代の多い学園卒業者、マスターコース修了者とし、セミナーのテーマは、講演・JAを取り巻く環境の動静・体験発表・情報交換等とします。 |
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(5) | JA全国教育センターの諸行事に対する協力・支援 | ||
経営マスターコースに関する諸行事を校友会ホームページへ掲載するなどJA全国教育センターの活動に協力・支援します。 |
II 第15事業年度 収支予算(案)
(平成27年4月1日から平成30年3月31日まで)
一般会計の収入は、助成金900千円、セミナー助成金200千円、雑収入10千円、繰入金 676千円、前事業年度繰越金2,324千円の合計4,110千円です。支出は、旅費交通費 728千円、通信費478千円、会議費282千円、消耗印刷費222千円、支部経費650千 円、事務局費900千円、研究会費500千円、雑費50千円、予備費200千円の合計 4,010千円です。その結果、第16事業年度への繰越金は100千円の予定です。
特別会計(基金)の未回収額は11,400千円の予定です。
【第4号議案】 役員改選に関する件
新しい役員名については、役員・支部長一覧をご確認ください。