中央協同組合学園校友会

交流のひろば

北の大地に集う「30期生」

平成20年10月
第30期・短大1期卒業
小関峰夫

 季節は、紛れもなく初秋を迎え、「千歳空港」から札幌への街道筋には、すすき野が真っ盛り、足早にナナカマドの赤い実(大通公園)とさわやかな空気に触れ、内地とは異なり、折から15号台風襲来の予報の中ではあったが、去る9月29日~30日、第12回30期同期会が開催された。

盛大に開催された第12回30期同期会
盛大に開催された第12回30期同期会

 持ち回り当番、幹事(Y・W・O)3名の半年間の検討内容は、敬服すること至極。既に「古稀」を過ぎたるメンバーであるだけに、体力もさることながら酒量は落ち目ながらも気力は旺盛で、想い出話に花を咲かせることが出来た。

 夕刻6時に山崎司会の下に、既に鬼籍入りされた3名(本田・坂田・久芳兄)に黙祷。次いで、渡辺幹事の歓迎挨拶はなかなかの味のあるプロローグ、一同感心。ダベる者なし。次いで、河崎さんの音頭で乾杯。年齢差は、同期と云えども存在していたが、お互いに「古稀」を迎えており、体調不良、老々介護の身の上、家事都合者等々あり、ガン治療間もない身体で出席されている方もあり、会員36名中、18名の出席となった。(出席率50%)会員のご夫人が4名参加されたので、総勢は22名でした。

 受付場所では、卒業以来半世紀振りに友の顔を見るに感激一入の場面あり。宴席には、郷土の誇る山形の名酒、富山の黒部「米の芯」、マロンケーキ、沖縄の泡盛等々、蟹料理に舌鼓しながら、全員の近況報告。歓談。

 今回12回目の開催となるが、1~5回迄は4年毎に開催、6~12回は、2年毎なるも、地方と東京の交互開催としていたが、地方持回り県別開催の是非は次回東京開催時まで持ち越し課題となった。

 〔2日目〕貸切りバスで市内名所巡り。これまで、現役時代は、道内各所を訪れたものの、明治維新以降の先人の開拓史の真の姿を垣間見る機会もなかったが、この度はじっくりと回顧することが出来、何よりの土産となった次第。

(1)時計台
札幌農学校発足時は20名足らずで「立志舎」時代同様、遊ぶ暇さえなく、土曜、日曜もなくフル活動。新渡戸稲蔵のノート開陳、流石に感心した次第。クラーク博士は、僅かに8ヶ月の在籍期間ながら、人づくりに功績大。数々の政財界人として巣立っている顔ぶれに改めて感服至極。

(2)旧道庁舎内見学
外からのレンガ造りの建物に入ると、明治初期の開拓史の油絵を見るに、当時の自然との闘い振りに身震いする思いで一杯。2F会議室は重厚そのもの。いま尚、活用されている。

(3)北海道神宮
人民の心血注ぐ励みのシンボルとして、「北海道神社」が昇格し神宮に至るとか。

(4)大倉山シャンツェ
札幌オリンピック都市宣言にふさわしく、スキー、ボブスレーに直に体験コーナーが設置され、感激新た。

(5)ビール博物館
サッポロビールとジンギスカンを心行くまで味わう。

 以上のコースをめぐり190万都市、北の街札幌ともお別れ、札幌駅前で解散。

 次回、東京開催を期し、健康専一に充実した日々を送ることを念頭に一句を!

友集い話花咲くジンギスカン