中央協同組合学園校友会

交流のひろば

中田辰英幹事長(短大5期卒)が読売書法展で特選に!

副会長 町田重光 記

 中田さんというより同期生の私としては、中田くんと呼んだ方が自然なのですが、彼は、JA町田市常務理事退職後もいくつものことをやっていました。その一つがデザイン学校(町田・デザイン専門学校)の理事です。書の実力が評価されてのことのようです。

 第26回読売書法展は、8月21日から31日まで東京展(国立新美術館・池袋サンシャインシティ文化会館)、その後、関西展、中部展、中国展、九州展、東北展、北海道展、
四国展と9月から12月まで全国各地を巡回する大変大掛かりな展覧会です。

 今回も、公募出品22,096点、役員出品6,385点、合計28,481点の作品が出されたそうです。その中での特選ですので立派です。中田君の作品は、池袋サンシャインシティ文化会館の入り口正面(2階)のとても目立つところに展示されていました。コの字型のブースが2階と3階にNo.が付けられずらりと並んでいます。書体は、漢字、かな、篆刻、調和体の4部門に分かれていて、中田君の作品は、調和体(漢字・かな混じり)です。

 千年の歳月を刻み屋久杉と呼ばれるなお隆々と聳え續ける雄姿に感動した豊かな水量を誇る屋久島の大自然の恵みであり世界遺産にふさわしい島だ  辰極(中田くんの号)と書かれています。これは、自作の文章で、屋久島に出かけ実感を得て書いたそうです。かなりの元手がかかっています。このブースにも他の書体が見られます。22日に行われた表彰式で、中田くんは調和体の受賞者を代表して賞状を受けたとのことで、元手は完全に回収されたことでしょう。まことにおめでたいことです。この次は、日展に出品する作品の製作に取り掛かるそうです。意欲満々の中田くんにみんなで期待したいと思います。

特選ブース
特選ブース
受賞作品
受賞作品