ありがとう!23期会、ついに解散
(財)協同組合学校23期同窓会(23期会)は昭和24年3月卒業の同期性31名で組織、これまで同期各位の出身地を中心に各地で都合19回開催、各回とも地元幹事のご尽力で何れも忘れ難い思い出ばかりである。しかし、23期会各位も既に鬼籍に、存命の20人も80歳を超える長寿高齢となり、多くが体調不良を訴え、その上全国区の宿命もあり、これ以上「会」の存続は限界となる。ネーミングのいい「兄さん会=23回」も残念乍ら今回をもって解散、これからその魂だけは各位の中で生き続けることになる。これまでなにかに付け私共の心の拠り処だった23期会が無くなり、寂しい限りであるが厳粛な事実である。
顧みて、私共23期会各位は、昭和23年(1948年)春、全国から選ばれ、詰襟金ボタン、イガ栗坊主頭に、ニキビ面の出で立ちで青雲の志高く上京、徳永、郷田両先生初め著名な多くの大先生方から協同の理念を叩き込まれ、今日まで、激動の昭和・20世紀の乱世を懸命に生き、夫々斯界で赫々たる活躍を遂げ貢献されてきた。その気概の原点は、あのハングリーでガッツに満ちた「立志舎」での青春時代にあったと思っており、感慨一入である。
これまで、私達は掛け替えのない「23期」各位の友情と固い絆に支えられ、各位からおおくの思い出と限りない元気と勇気を貰って来た。これからもこの貴重な思い出を糧に、精々一日一日を大事に生き抜いて行きたいと思う。ここで感謝の意を込め、声を大にして叫びたい「ありがとう!23期会」と。
23期会の今後
23期会は今回で解散したが、各位の魂までは解散出来ない。23期会の志を持つ各位が元気である限り、今後何時か又必ず逢えることを信じていたい。冬、雪祭りの便りがあれば、北海道の蒲原ご夫妻を、春、三春桜の頃になれば、福島の尾形ご夫妻を、秋、九重高原・夢大吊橋の紅葉の頃になれば大分の永松ご父愛娘さんを等々、熱い思いで描き浮かべることでしょう。そして、事情が許せば、何時か又、個々にでも会って昔を懐かしむのもいいだろう。これからは、そのこと等も夢見ながら、一日一日を精々健在で過ごしていきたいと思う。(平成21年10月 文責 鈴木幹男)
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