中央協同組合学園校友会

交流のひろば

協同組合学校記念碑のこと

  平成21年9月発行の「虹」誌に「志村源太郎と協同組合教育」(協同組合学校記念碑の清掃活動)が掲載された。

  経堂駅からすずらん通りの一本道も今は大きく変わり、道案内なしでは、学校跡地へ辿り着けない程、昔の面影はない。グランドの中程には道路が通り、校舎や立志舎跡はスーパーマーケット、駐車場となっていた。片隅に15坪程もあろうか、サツキなどが植えられ、夏草が覆う中に記念碑は建てられていた。

  平成21年7月の暑い日に、東京のOB有志が見るに見兼ねて草刈などの清掃を呼びかけたのだった。草刈道具などを持参、在京の有志10人が集い、「協同組合学校教育ここに興る(宮部一郎書)」の記念碑周辺の草刈と清掃を行った。

 

 この活動は、校友会のホームページの交流のひろば「ご存知でしょうか」にも掲載され、写真で当時の石碑周辺の状況がわかる。反省会で今後は、年に一度くらいは有志で清掃を行い「ちょっと反省会を兼ねて懇親会を」と誓ったものです。

 年も明けた平成22年1月のある日に有志の一人が記念碑をのぞいて見ると、きれいになった記念碑の前の「サツキ」は抜かれて碑の裏側に野積みにされ、碑の前には砂利が敷かれ、駐車場となり、車が1台止められていたというのだ。業者への一括貸しとしても、片隅の僅かな石碑前まで駐車場にするのか、常識からしても考えられない。

 このまま放置すれば、協同組合学校興隆の基点となったこの地も、記念碑も次の世代に引き継げなくなるのではと心配である。

 是非、一度足を運んで見て、ご意見を寄せてください。

須川幸一(短大4期)