「新高尾会」開催(TPP交渉参加に反対する緊急集会!)
中央協同組合学園・教務 |
高橋隆治 |
新高尾会って?
「新高尾会」は、首都圏在住の中央協同組合学園有志の自主的組織です。
青春時代、高尾で全国の仲間と杯を傾けながら、“学園で学んだ協同組合の理論を深め・発言・行動をする”を目的に3年前に設立しました。
仲間には、全国連においては、全中・全農・農林中金・全国連関係組織、県段階では茨城・神奈川・栃木等の県中央会・県信連・県共済連、また一般の会社に勤めた友など、幅広い交流と情報交換を行い絆を深めています。
新高尾の夜
平成22年12月8日18時から、東京・JAビルの近くにあるコープビルの地下1階で開きました。
今回、緊急に召集したのは、海底から潜水艦が急浮上するように、突然、菅総理が所信表明演説で打ち出したからです。
我が「新高尾会」は、TPP交渉への参加に反対の意思を固めて、行動することを目的にして緊急に開催しました。
突然で業務が忙しい寒い12月でしたが、熱い仲間は、自分の仕事を後にしてでも参加してくれました。
仲間は、数十年前、高尾で同じ飯を食い、肩を抱き合い農業の未来を語り合った坂の上の
“戦友”なのです。
寮生活の裏話(チョッと危ないこともあったな・・・)や同部屋の友の消息、夏期実習の思い出(夏のキツ~イ農作業・農家との交流、報告書準備)、現在の仕事の苦労話や家族の話でアットいうまに時間になりました。
「夏に6月に、またやろうぜ!」と、別れを惜しんだのです。
校友会ホームページの宣伝と活用を!
新高尾会では、“校友会HPの宣伝”をしました(ほとんどの人がHPの存在を知りませんでしたので)。
校友会ホームページの存在を広めつつ、校友会の価値を明確にして、TPP参加反対に向けて、今こそ協同の心を一つにすることだ強く思いました。
今こそ、全国の仲間との連帯を深めることが大事なことですので、バンバン校友会ホームページに寄稿して盛り上げようぜ。
TPP問題の恐ろしさ
昨年11月、私が出席した全国の農業者の研修会で、ゲストの篠原孝農林水産省副大臣<農水省OB>は、「過去、関税自由化により、小麦は国内生産は480万トンが20万に激減した。菜種の生産も壊滅した!」。
JAグループや生産者は「TPPの恐ろしさ!を全然、理解していない!」と発言しました。
JAに関係する、特に校友会は、先頭に立って学習・行動(デモなど)により国民に訴えることが存在する価値だと強く感じたのです。
TPP参加に賛成者の世論操作
テレビ等のメディアは、
“TPPは頑張る農家のためにはプラスなんですよ~”
“日本農業はドンドン輸出して頑張れば怖くないですよ~”
との報道を繰り返し、広告掲出企業や産業界(商社、製造業など)の代弁者となっています。
月刊誌「選択」という、政財界やジャーナリストに強い影響をもつ知的情報誌では、11月号の巻頭で、木村福成・慶応大学経済学部教授は、「米(コメ)農家栄えて、国滅ぶ」と日本農業をバッサリ切っています。
このパターンは、1958年、米国が日本に小麦を開国させた世論の代表が、慶応大学医学学部林教授が出版した本・「頭脳」の中で“コメを食べたら馬鹿になる”と書いて世論を開国に向かわせました。
また、小麦食品業界では、“コメを食べたら馬鹿になる”のパンフレットを数十万部配布して世論操作を行いわが国の小麦生産を壊滅状態にさせたのです。
TPP参加に反対の意見
昨年、緊急全国集会で、茂木JA全中会長が開会挨拶で、
「TPPは、関税撤廃の例外を認めない貿易自由化交渉であり、交渉の参加国は、米国を軸にしたオーストラリアなど世界最大の農産物輸出国」
「TPPが結ばれれば、340万人が職を奪われ、所得が政策で補償されても、輸入は増大し、国内生産は崩壊する」と演説しました。
参考まで、国を憂いTPPに反対する本を紹介します。
「資源のない日本は創意工夫の技術が培われ、農業こそ日本の技術力を支える根幹であります。関税撤廃による日本の農業破壊は、米国の長期戦略です<月間日本12月号「TPPで日本殲滅を画策する米国」菅沼光弘・元公安調査庁第二部長>」
TPP参加反対の輪を広げよう!!
予断が許さない政治情勢に突入しています!
国の存在は、食糧とエネルギーであり、外交では防衛と関税が重要です。
新高尾会参加の校友 |
久保信春(11期、宮崎、全中・広報部長)高橋誠(17期、熊本、農林中金) 丹 直栄(18期、山形、全農本部)萩原貴志(19期、神奈川、JA共済連神奈川) 広瀬 斉(教務、東京、全中OB)田中照良(教務、佐賀、全中OB)小斉平一敏 (教務、宮崎、全農OB)高橋隆治(教務、北海道、全農OB) |