中央協同組合学園校友会

交流のひろば

短大第5期生同窓会開催便り

 我々昭和36年卒業の第5期生は島根県において、去る10月3日~5日に2泊3日で同窓会を開きました。同期卒業者52名のうち8名の仲間が亡くなり、2名とは連絡がつかず、連絡のついた42名のうち20名の仲間と15名の奥様方の総勢35名が全国各地から集まりました。

 我々の同窓会は、昭和50年熱海における第1回目の開催を皮切りに、第2回目を平成2年に伊東で、以降、京都、北海道、沖縄、愛媛、富山、宮城、そして今回の島根と3年ごとに開き、回を重ねること9回目の開催となりました。次回は2年後九州での開催となっております。いずれも開催地在住者か出身者が幹事を務めることにしております。
 第2回目からは奥様方の参加を呼びかけ、毎回総勢30~40名が参加します。同級生は言うに及びませんが、今では奥様方もすっかり顔なじみとなり、再会を喜び合い、別れを惜しむ仲となっております。

 今回は出雲に集合し、よき伴侶と結ばれ幸せに過ごしてこられたお礼に、真っ先に縁結びの神社である出雲大社にお参りし、出雲歴史館、島根ワイナリーを回って玉造温泉で1泊しました。
 2日目は七類港から隠岐の島別府港へ渡り、遊覧船で魔天崖の絶壁や奇岩を海から眺め、夕方フェリーから真っ赤に沈む夕日を眺めながら七類港へ帰り、皆生温泉で2日目の夜を過ごしました。
 3日目は足立美術館のきれいな庭と巨匠横山大観の絵画を鑑賞、松江へ帰り松江城のお濠を遊覧して、別れを惜しみながら、九州での再会を誓って解散しました。

 夜の宴会は、学生時代からこれまでの同窓会の写真をまとめたスライドを鑑賞し、若かりし日の想い出や、回を重ねるごとに老けていく仲間の話に花を咲かせたり、プロ顔負けのかくし芸やカラオケで自慢の声を披露したりで、時間を忘れての楽しい宴でした。

 こうして我々同期に限らず、他の卒業生においてもそれぞれ同窓会が長く続いているのは、伝統ある立志舎において2年間寝食を共にし、一緒に机を並べて学んだことが仲間意識を育み、強い絆となって結ばれていることが大きな要因ではないかと考えます。校友会会員が互いに親近感を覚えるのもわが母校の卒業生しか味わうことのできないものであり、誇りとするものであります。
 このよき伝統が、世代を超えていつまでも受け継がれていくことを願って止みません。 


<文責 短大第5期卒業生 川嵜憘>